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■ビジネスマン的ストーリー計画

小説っぽいものを書くためには、ストーリーを計画的に考える必要があると思っています。

個人的には、この構成というか、計画というか······これを考える作業が一番好きです。

●ストーリーの計画ってなに?

●小説の構成ってどうやって考えているの?

っていう方に向けてご案内したいと思います。

「計画の解説なんていらねぇ」「自分のやり方確立しているし」っていう方は、読み飛ばしてください。

■計画ってなんじゃ?

小説を書くためには、ラストシーンに向かってどのように進行していくのか計画を考えていく必要があります。

これを細かく作り込んでいくことを「プロットを作る」という言い方をするのですが、これは別の機会に案内します。

ちなみにプロットとは、小説の構造・設計図のことで、小説家っぽい言い方をするときに便利な言葉です。小説を書き始めた頃の私は、この「プロット」という言葉の存在も、意味も知りませんでした。

まあ~、そんな私のことは置いといて……

ここではプロットを作る一步手前の考え方をご案内しますね。

別ページで、ストーリーの流れは「あみだくじ逆走」すれば、迷子になることなく、ラストシーンまで道すじができますよと紹介しました。

その道筋を小説のストーリー構成である「起承転結」に落とし込む必要があります。

計画

「道すじ」を考えたときに、「きっかけ」「出来事(イベント)」「会話」など、ストーリーを進めていく中で、必ずチェックポイント的なところを通過する必要があります。

また、「起承転結」を考えたときに、必ずその役割を果たすストーリーの内容を考えないといけません。

「道すじ」と「起承転結」の関係性を考えると。。。

ハァ?

(╯°□°)╯︵ ┻━┻

ってなります。

わけわからなくなります!!

小説を書くことがイヤになります。

私の感覚でいうと5,000文字程度の小説であれば、この「わけわからない」が起きにくいのですが、文字数が多くなると、今、書かないといけない文章の役割がわからなくなります。 

だから、ストーリーの計画が必要なわけです。

私は、リアルな仕事はビジネスマン······と言えば、ちょっとかっこいいですが、ただの会社員です。

このサイトを見られている奇特な方の年齢や立場はよくわかりませんが、物事を考えるとき、大人の世界では「数字で考える」のが基本です。

ですよね?(´∀`;)

大人の方には「そのとおり」と言って欲しい。

学生の方へは「数字で語る癖をつけてね」と言いたいです。

で、その数字を使って目安レベルでいいので、計画を立てるわけです。ここでも「あみだくじ逆走」を使います!!

ちょっと具体的に書きますね。

■コンテスト応募条件

文字数10万文字とします。

きっちり数字にすると、

100,000文字

なんか「0」がいっぱいですね。。。

(´Д`)ハァ…

単純に起承転結の4分割しましょう。

100,000文字÷4=25,000文字

ゾッとしません?

「起」だけで25,000文字って。

ストーリーがはじまるよ~ってところで25,000文字。

読者から「始まらんのかぁ~い!!」とか、「いつ始まるんじゃ〜い」ってツッコミが入りそうですよ。

作者側もプレッシャーですよね。

25,000文字の「起」で、読者との関係をつなぎとめるなんて、かなり難しいと思います。

だけど、ビジネスマンな私は、へこたれません!!

いや、実は……何度も凹ませれたので、考えました!!

「25,000文字をバラしたらいいじゃん」

問題が発生したときには、その問題をどんどんバラして考えると頭の中が整理できるって知ってます?

じゃあ、25,000文字をさらに起承転結の4分割でバラしましょう!!

25,000文字÷4=6,250文字

おお!!

6,250文字の小説っぽいものであれば、私でも書けます。

じゃあ、6,250文字の小説ぽいものを書くために、さらに起承転結を考えましょう!!

6,250文字÷4=1562.5文字

原稿用紙換算で3.9枚です。

やっぱり私でも書けそう!!

起:1562.5文字

承:1562.5文字

転:1562.5文字

結:1562.5文字

合計:6,250文字

なんかいけそうですよね。

この分量であれば、「今、何を書かないといけないか」という把握もしやすいし、「きっかけ」「出来事(イベント)」「会話」などのチェックポイントも、きっちり通過できそうですよね。

また、ストーリー構成をバラすことで、25,000文字の「起」のなかに、小型の「起承転結」を生み出すことができるため、読者を飽きさせない小説っぽいものを書くことができます。

では、全体を把握するために考え方さらに逆走させます!!

逆走の逆走······ってなんていうの?本走?

(;^ω^)

本走として、バラしたらものを統合してみましょう!!

〈長期ストーリー計画〉

 起:25,000文字

 〈中期ストーリー計画〉

  起:6,250文字

  〈短期ストーリー計画〉

   起:1,562.5文字

   承:1,562.5文字

   転:1,562.5文字

   結:1,562.5文字

私の頭のなかでは、下記の画像のようなイメージを持っています。
※クリックしていただくと、少し大きい画像で表示されます。

ストーリー計画

便宜上、「長期ストーリー計画」「中期ストーリー計画」「短期ストーリー計画」という言葉で表現しました。

例えば、Web小説であれば、短期ストーリー計画が1話だとすれば······

えっと······16話だ!!

16話で大作をかけるわけです。

もちろん、上記のは単純にバラしただけなので、上記の形である必要はありません!!

もっと細かくバラしてもかまいません!!

バラしルールを変えてもらっても全く問題ありません!!

「ここの中期ストーリー部分で、短期ストーリーを2つ入れようかな」みたいな感じで、ストーリーのボリュームアップをしてもいいと思います。

でも、こういうふうに考えれば、

「長編小説を書くのも怖くない!!」

って思えませんか?

■このページをまとめるよ

■このページをまとめるよ

ストーリーを考えるにしても、「夏休みの宿題を1日どれくらすれば終わるのか」問題にしても、計画することはとても大切です。

●計画を立てることでストーリーの構成が把握できる。

●長編小説を考える場合、「長期」「中期」「短期」という形でバラすとストーリーの整理ができる。

●細かくはバラせば、何を書くべきかがわかる。

ただ、「予定は未定」です。

計画通りいかない時もありますが、そのときは、広い心で柔軟に計画を修正してくださいね。

公開日:2023/12/16
更新日:2024/08/13

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