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■キャラクター履歴書を作ろう②_経歴

キャラクターの作り方をご案内します。

ここでは、キャラクターの厚みの出し方ご紹介してます。

●キャラクターごとの特徴の作り方がわからない

●キャラクター同士の人間関係を作るヒントが欲しい

という方に向けてご案内します。

「キャラクター量産には自信があります」「友達多いのでイメージしやすいです」という方は読み飛ばしてくださいね。

※「キャラクター履歴書③_人格形成」と連動している内容となります。こちらと合わせて読んでいただけると、理解を深めていただけると思います。

■人生経験が現在を形成しているよ

ちょっと思い返してください。

あなたの今の生活や友達、趣味はどうやって生まれましたか?

私は思うんです。

全て偶然じゃあないですか?。

●日本の〇〇県に生まれ。

→狙って日本生まれになれますか?

●3LDKで大金持ちじゃないけど、不自由なく生活しています。

→お父さんとお母さんを選んで生まれてきましたか?

●親友が3人います。

→親友は身近の人ですよね?縁もゆかりも無い人は親友にならないですよね?

●趣味は音楽です。

→テレビ、ラジオ、両親、友達がきっかけで、音楽に触れて感動したから趣味になったんですよね?

適当に4つ並べましたが、すべて偶然の積み重ねです。

生まれたのが日本でなかったとき、その両親でなかったとき、親友がその3人じゃあなかったとき、趣味は「小説を書く」だったかもしれません。

あ〜。

「生まれるべくして生まれた」とか、「前世の縁が現世に影響している」とか、スピリチュアルな考え方もありますが、ここでは、一旦、横においてくださいね。

ただ、今のあなたを形成しているのは、今までの人生の歩みや経験が起因しているのは理解していただけましたか?

経験を下に「趣味趣向」「考え方」「性格」などが、あなたに個性という付加価値が生まれ、唯一無二のあなたが生まれるわけです。

だったら、あなたが生み出そうとするキャラクターだって一緒ですよ。

確かに、あなたが小説を書くために急きょ生み出したキャラクターかもしれませんが、個性的で魅力的なキャラクターだからこそ、あなたの小説は魅力的になります。

本来の履歴書の学歴だったり、職務経歴だったりを書く欄があります。そこで面接官は相手を知るわけです。キャラクター履歴書も一緒です。だから、そのキャラクターのこれまでの人生を検討します。

「あなたは面接官です」ページでも紹介しました、キャラクター履歴書の左部部分をみてください。
※下記画像をクリックして頂けると、少し大きく表示します。

キャラクター履歴書

見やすいようにピックアップしますね。
※下記画像をクリックして頂けると、少し大きく表示します。

キャラクター履歴書_経歴

例えば、高校のスポーツ青春モノを小説を書くためにキャラクターを検討しているとしましょう。スポーツはバドミントンとします。バドミントンをするので、キャラクターは1人というわけにはいきませんよね。

●キャラクターA(主人公)

●キャラクターB

●キャラクターC

まず、大前提として年齢が同じか近くないといけません。

基本情報に生年月日や年齢を書く欄を作っていますので、埋めておきましょう。

今から経歴だけに注目して説明しますよ。

ここでは、キャラクターABCは、高校1年生の同学年としておきましょう。

キャラクターAとBは幼稚園からの幼馴染。

例えば、友達になったのは5歳とします。

キャラクターAとBの経歴にそれぞれ書きましょう!!

キャラクターA
●幼稚園年中組、5歳のときにキャラクターBと知り合う

キャラクターB
●幼稚園年中組、5歳のときにキャラクターAと知り合う

ほら、5歳からの幼馴染なので、なんとなくダブルスを組ませると息ぴったりな動きをするのかなっていう想像ができますよね。

でも、まだ、「バドミントン」と出会っていないので出会わせましょう!!

キャラクターA

●中学1年生、13歳のときにキャラクターBに誘われて、バドミントン部に入る

●中学3年生、15際のときに中学最後の総合体育大会で県大会準優勝。

これで、バトミントンというスポーツにハマっていて、悔しい想いをしたという背景が生まれます。

さらに付け加えましょう!!

キャラクターA

●中学3年生、15際のとき、中学最後の総合体育大会で(キャラクターCに敗れ)県大会準優勝。

キャラクターC

●小学1年生、7歳のときに、父の指導の下でバトミントンを厳しく習う。

●中学1年生、13歳のときに総合体育大会県大会優勝。全国大会レベルへ

●中学3年生、15歳のときに総合体育大会県大会優勝。決勝でキャラクターAに勝利。全国大会ではベスト4。

経歴にこのように書くと、今度はキャラクターCに厚みが出てきます。小さいときからスパルタ的に指導を受けたエリート感に溢れますよね。

で、さらに加筆します!!

キャラクターABC

●15歳、ナンチャラ公立高校入学。

ええ!!

3人が高校でチームメイトになるの!!

って設定になります!!

ベタな設定ですけど、ドラマが生まれそうな予感がしますよね!!

①ライバルとチームメイトになっちゃった!!

②なんで全国区レベルのキャラクターCが、強豪校ではなく、ナンチャラ高校に来たの?

みたいなものが生まれるわけです。

ほら、キャラクターCの経歴をさらに加筆したくなりませんか?

小説の舞台は高校1年生のバドミントン部です。

経歴からいうと、キャラクターABCが15歳の地点が小説のスタート位置となります。

ストーリーが始まる前なのに、設定のおかげでエンジン全開フルブースト!!

タイピングがガンガン進みそうじゃあないですか?

ですが、この「経歴」について理解をしていただきたいことがあります。

小説という形にする際に、設定部分にあたる「経歴」内容を全てを含める必要はありません。なぜなら、全ては書かいてしまうと説明・解説ばかりの小説となってしまうので、ストーリー進行が遅くなり、「面白くない小説」と評価される可能性があります。むしろ、書かない部分の方が多いと思っていてください。

このことは、サイト内のカテゴリーである小説っぽいものが書けない理由の「ストーリーの導入で原稿用紙換算で100枚近くになり絶望」で少し触れていますので、お時間があれば、読んでいただけると嬉しいです。

この「経歴」を設定するという作業は、キャラクターの厚みを増幅させ、よりリアルなストーリーにさせるという効果を得るためだと思ってください。

作者がキャラクターの深い部分まで理解してあげていないと、読者には絶対に伝わりませんから。

■このページをまとめるよ

■このページをまとめるよ

キャラクターを生み出すときに「名前を準備するだけでオッケー」では、ペラペラの薄いキャラクターしか生まれません。

●キャラクターにだって過去はあるよ。

●経歴を設定すると、そのキャラクターがリアルになる。

●小説に経歴のこと全ては書かないかもしれないけど、凄く大切だよ。

経歴を考える作業は、無駄で非効率と思われるかもしれません。ですが、「あなたは面接官です」ページで案内しました通り、あなたの小説はあなたがキャスティングしないといけないんです。面接して個性的なキャラクターを選抜しないとエキサイティングな小説にはなりません。

キャスティングミスは、せっかくの最高のストーリーが駄作にしてしまう可能性がありますので、可能な限り丁寧に作り込んであげましょう!!

あ、もちろん、小説を書き進めながら設定していくというスタイルでも大丈夫ですよ。

公開日:2023/12/17
更新日:2024/08/13